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Trip – Countries – USA

Tennessee

私は父の在学中にUniversity of Tennessee Medical Centerで生まれた。

父と共に卒業式に出席した後、生後8ヶ月で沖縄に帰国。

なので私はテネシー州ノックスビルで生まれたというだけで、何一つ覚えていない。

両親の話と写真だけで自分の生まれた土地を想像するだけだったが、ある日突然思い立って一人でテネシーに飛んだ。29歳。二週間ほど滞在したが、毎日何をするわけでもなくただ街中をひたすら歩いた。

父が通っていた大学のキャンバス、自分が生まれた病院、母が毎日散歩していた道、よく行ってた図書館、両親が住んでた家、歩いてるだけで色んな想いが込み上げて涙が止まらなかった。

長年自分の中にぽっかり空いてた穴がようやく埋まった気がした。

そしてこの場所で生まれて本当に良かったと改めて両親に感謝した。

いつか自分の子供と両親を連れて親子三代で行けたらいいな。

Oklahoma

何かと縁のある州。

子供の頃いとこが住んでたり、通ってた学校の友達が何人もオクラホマに留学してたり。

それで何度か旅の途中に立ち寄ったりしたな。

ファンシーなものは何もないけど、自然がいっぱいで空気も綺麗だから、大学のキャンバスや公園を散歩したり、そういう過ごし方をするのに丁度良い場所。

New York

子供の頃からの憧れでもあったニューヨークにただ住んでみたい!という一心で、ありったけの金を持ってニューヨークに飛んだのは17歳の終わり。

何の宛もなく、とりあえず街中を練り歩き、住む場所を探した。

スーパーの交流掲示板にそういう情報が沢山張り紙されてるからと教えてもらい、スーパーを一軒一軒回った。確かにルームシェアやら、サブレットやら、賃貸情報やら求人情報やら、色々あった。それでも自分に合った条件の宿を探す為に実際に物件を色々見てまわり、ニューヨーク到着後3日目で家が決まった。初めてのサブレット。

日本ではあまり馴染みがないが、サブレットというのはルームシェアとは違ってある一定の期間家主が留守にしている間、家をそのまま借りるというもの。つまりは又貸し。

家具も寝具もキッチン用品も家にある物は何もかも使って良いのだ。

ある日突然他人の家に住み始めるというのはなかなか面白くてドキドキする。

そうやって私のニューヨークでの生活が始まった。

そこでの生活は見るもの聞くもの出逢う人全てが新鮮で、その頃の私には十分すぎるくらい刺激的だった。何も怖くなくて、一人でも生きていけると思っていて、恐らく人生で一番イケイケだったその頃の私にはドンピシャの街で凄く居心地が良かった。


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