Trip – Countries – India
Varanasi
私がインドに興味を持ち行きたいと思い始めてから実際に行けるまで約6年かかった。
よく、インドは呼ばれないと行けない場所だと言われるが、本当にその通りだと思う。
インドの中でも私がとりわけ興味を持っていたのがバラナシ。
生きる事に関わる全ての行為が執り行われているガンジス川に凄く興味があった。
やっとの思いで辿り着いたバラナシだったが、そこは私の想像していた何百倍もハードな場所だった。
とてもじゃないけど軽いノリでは行けない場所だと感じた。
そこに2週間以上の滞在、ましてやそこで一人で誕生日を迎えるなんて格好つけて来たのは間違いだったと凄く後悔した。
インドは好きか嫌いかのどちらかに分かれるとよく言われるが、それも本当にその通りだと思う。
初めてその地に降り立った私は間違いなく後者の方だった。
それがいつしか前者の方になるとは、その時は思いもしなかった。
それから年に何度もインドへ足を運ぶようになったが、私はいつも大半の時間をバラナシの安宿で過ごす。
なんでそんなに頻繁にインドへ行くのか、何がそんなに良いのかとよく聞かれるが、正直良いものは何一つ見当たらない。
だって怖いし、臭いし、汚いし。
何も良い事はない。
でもそれでも私はインドが好き。
なんか人がみんな人間臭くて、生きてるって感じがする。
生と死を一番近くに感じられる場所だし、もっと必至に、生きる事に貪欲にならなきゃって思わされる。
インドの話は尽きないので、とりあえずこの辺にしよう。
Mumbai
デリーと並ぶ大都市のムンバイですが、私の印象ではデリーよりも広くて色々でかいイメージ。
そしてとにかく人が多くてビジーな街。
夕暮れ時になると何処からともなく海沿いに人が沢山集まってくる。
夕日の綺麗な防波堤にアベックが集まるのは万国共通なんですね。
みんな食べたり飲んだりしてるんだけど、その辺のストリートフードがめちゃくちゃ美味しい。
作ってる過程とか環境とか見ちゃうと何も食べれなくなっちゃうから、ストリートフードを楽しみたいならあまり見ない事だね。
それからムンバイで一番衝撃だったのはDharavi Slum。
まさに映画Slumdog Millionaireの世界。
私達は日本で平和に悠々と暮らしているのに、同じ地球上でこんな暮らしをしている人達もいるんだと、実際に自分の目で確かめることは凄く重要で、多かれ少なかれ自分の生き方や思想に反映されることは間違いないだろう。
Agra
アグラと言えばタージ・マハル。
広大な敷地に馬鹿でかい建造物。
光でキラキラ輝くように陽の昇降を考えて何ミリ単位で緻密に計算された大理石の角度。
間近で見ると分かるけど本当に細かい技。
そりゃ建築に22年もかかるわ。
世界中に色んな偉人の有名なお墓があるけれど、タージ・マハルは世界で唯一愛の為に建てられたお墓だそう。
見る人全てを圧倒するこの建造物は世界最高級の愛の象徴かもしれない。
Delhi
インドに着くといつもすぐ国内線に乗っちゃうから、実際デリーに滞在した事は数えるほどしかない。
忘れもしない初めてのデリーは友人の紹介でそのまた友人の友人宅に泊めてもらったんだけど、その家が超金持ちの豪邸で、しかもご主人が出張で留守だったから、何故かそこの奥様と同じ部屋の同じベッドで寝る事に。(笑)
もうみんな優しくて、いい人達ばかりで、養子に行きたいほど快適な家でした。