Trip - Bahamas
Bimini
2017.05.15-16
フリーダイビングのトレーニンングで頻繁にバハマを訪れるようになって一年、やっと念願のビミニ島に上陸することができました。カリブ海でイルカといえばビミニ!小笠原諸島以来のドルフィンスイムに、行く前からドキドキワクワクが止まりません。
撮影も兼ねてたので色々な都合上、バハマのロングアイランドから首都ナッソーへ飛んで、そこから出国してマイアミへ。翌日マイアミからカメラマンのボートでバハマのビミニ島へ入り再び入国手続き。そう、マイアミとバハマってほんと近くて、特にビミニ島はちょうど間にあるんですね。マイアミに住む友人はボートでサクッとバハマへランチに出かけたりするみたい。
そんなわけで再びバハマに舞い戻り、初の、念願の、ビミニ島上陸を果たしました。
意外と船で入国するのは初めての経験で、マリーナで入国手続きをしました。あまりのユルさに勝手に色んな心配したり想像したり、、入国許可待ってる間、なぜか無意識にマフィア映画のシナリオ考えてたりして。
とにかく何でも初めて目にするものや経験することは刺激的で面白い。
そして無事に入国手続きを済ませ、いざイルカを探しに!
夕方の日が暮れる前が狙い目らしく、見事にジャンプして遊んでる赤ちゃんイルカをすぐに発見。即飛び込みました。その好奇心旺盛な赤ちゃんイルカと遊んでたら母親らしきイルカが合流して暫く一緒に遊んでたのですが、さすがに彼らの泳ぐスピードに付いていけず置いてかれちゃったので、別のイルカを探しに。すると6頭くらいのイルカの群れに遭遇。そこで習いたてのイルカと泳ぐコツを実践してみたら見事に成功。野生のイルカ達が思惑通りに動いてくれてまるで自分がイルカのリーダーになったかのようなあの感覚は感動ものです。
幾度となくポイントを変えイルカを探し、結局陽が落ちて真っ暗になるまで海の中でイルカと遊んでました。イルカと遊んでる時って、息することも忘れるし、疲れも寒さも感じない。魔法にかかったようなひと時でした。
想像以上に体力消耗してて、死んだように寝て、翌日は朝早くからサメのポイントへ。
これまた念願のシャークスイムです。
いくらレクチャーを受けても、大丈夫だと分かっていても、実際サメがうじゃうじゃいる海に身一つで飛び込むのはなかなか勇気のがいるもので。
この時ばかりは、自分一人お芝居してる設定で、完全にサメの役で、完全にサメになりきって、彼らに仲間アピールをしました。泳いでくるサメに正面から向かっていくのは一見自殺行為ですが、コツを覚え、リラックスして、海と一体になることで、彼らの動きがよく見えるようになり、観察する余裕が生まれ、なんて美しい生き物なんだろうとすら思えてきます。
サメに対する偏見を払拭して、正しい知識を広めたい、もっとサメを守りたい、と切実に思います。
さてサメの後はお待ちかね、スティングレイ(アカエイ)のポイントへ。
浅瀬に無数のエイとナースシャークというサメ。
カレントが強く、泳ぐだけでも大変なポイントだったけど、旅のハイライトとも言える幸せな時間でした。
食べ物と間違って思い切り背中を吸われたり、私達の周りをグルグル泳いで回ったり、とにかくフレンドリーなエイ達。息を吐ききって海底に寝そべっていると、エイ達が次々と顔を撫でにやってくるんです。自分から触ることはしないのですが、触れてくるエイの皮膚はそれはそれはマシュマロのような何とも言えない柔らかく優しい感触で、触れ合った時にある種の愛情のやりとりがあったような気がして、それはまるで恋に落ちたような感覚でした。
今でも鮮明に残ってる、肌と肌が触れ合った時の感触。その日の夜は寝る前に思い出して恋しくて泣いてしまうほどでした。
イルカ、サメ、エイ、何とも豪華すぎる一泊二日のビミニ島でしたが、今すぐにでもまた行きたい。
恋に落ちたエイにもう一度会いたい。
まるで遠くに住む恋人に想いを馳せる少女のような気分です。
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